戦争の記憶 memories of the war 2004 7 9
今日(7月9日)の一部の新聞では、
戦争体験者の不安を報道していました。
「今の日本は、戦前への回帰を感じ憂慮」
「戦争体験者 『暗い空気が・・・』」
この戦争体験者たちの不安は、当然だと思います。
私は、このような高齢者ではありませんが、
学生時代から、戦前の日本や、太平洋戦争の日本を研究していました。
ですから、イラクで、日本人が捕虜となって、
その時、日本各地で、自己責任論が吹き荒れた時、危険なものを感じました。
すぐ、戦前の日本や太平洋戦争当時の日本を連想しました。
戦争の記憶があるのは、80歳以上の方でしょうか。
だから、今の日本人は、戦前の日本が、どうだったのか、わからないのです。
確かに、今の日本には、戦前の日本の雰囲気が漂うのです。
軍国主義の亡霊が甦っている感じはあります。
なぜ、こうなったか。
それは、みんな、戦争というものを知らず、
なおかつ、軍事や軍隊というのを知らず、
感覚や感情で、物事を判断しているからです。
私は、平和主義者ですが、上記のように、
太平洋戦争を研究し、さらに軍事や兵法を研究し、
その上で、戦争反対を言っているのです。
今の戦争反対論者は、軍事の知識がないのに、
戦争反対を言っているから、反対勢力にとっては、全く、説得力がないのです。